突然ですが、あなたは今の仕事に満足していますか?不満はありませんか?
残業が多くて自分のプライベートな時間がとれない。
頑張っているはずなのにあまり給料アップに繋がらない。
常に職場がピリピリしてて雰囲気が悪い。
どうも自分の会社が働きやすいとは思えない。
だけど、そもそも「働きやすい会社」って一体どういう会社のことを指すのだろう?
そんなことを考えたことがあるのではないでしょうか?
はー今の会社働く場所としては働きやすいのでまだその予定はないけど管理職になった時にあんまり満足できなさそうだからいつかステップアップしたい
— 雑草笑@東ポ55a フリーアイコン民 (@neaswe) 2017年6月9日
会社働きやすい会社で好きなんだけど、休みが少ない所がな;
休み少ない承知で入ったからしゃーないか.....身体しんどいから来月有給入れた。。
正月休み盆休みくれとは言わないけども、せめて親会社と同じ位休日設定してくれてもいいんやないかと思う時もある— ハチ (@15hakuto) 2017年6月9日
相当今の会社は好き勝手やってるしやらせてくれてる。それがたまに疲れることもあるけど、働きやすい環境なので上司に感謝〜〜
— 朱音りな (@akanerina) 2017年6月8日
このように、自分の会社が「働きやすい」と思っている方でも、なにかしらの不満はあるようです。
ここでは、「働きやすい会社とはなんだろう。どういう会社が働きやすいんだろう」と漠然とした疑問をもつ方のために、3つの条件を示しながら「働きやすい会社」について解説していきます。
自分の働く環境を見直すきっかけにしていただけたら幸いです。
働きやすい会社の条件は大きく分けて3つ!
働きやすい会社の条件は大きく3つに分けることができます。
①ワークライフバランスがとれる
②明確な評価制度がある
③人間関係が良好である
この3つの条件が揃っていないと、「ああ、仕事嫌だなぁ…」と次第にやりがいを失っていき、次々と不満が溢れ出てくるんです…。
では、一つ一つ詳しく解説していきましょう。
①ワークライフバランスがとれる
ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」と訳されます。
「ワークライフバランスがとれる」というのはつまり下記のようなことです。
国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる
(出典元:仕事と生活の調和とは(定義)|内閣府)
簡単にいうと、「仕事とプライベートを両方充実させて自分らしい生き方をすることができる」ということ。
仕事ばかりだとストレスが積み重なってしまいますよね。
仕事とプライベートのバランスをとれる会社は、仕事以外の時間を有意義に過ごすことで、その分仕事に対するモチベーションも上がります。
では、さらに細かく見ていきましょう。
福利厚生が充実している
資格取得をサポートする制度や、プライベート充実のための休暇促進制度、仕事後にリフレッシュするためのスポーツクラブ費用負担など…。
有給休暇や傷病手当だけでなく、会社独自の福利厚生が整っていることが働きやすさの実感に繋がります。
結婚してからも働き続けたい!子供が生まれてからも活躍したい!と思っている女性にとっては産休休暇や育児休暇がとりやすいかどうかも重要になってくるでしょう。
無駄な残業や長時間労働がない
社員のストレス増加につながる非生産的な残業がなく、適正な労働時間であること。休日をしっかり確保できること。
多少の残業はどこの会社にもつきものですが、その量が多いのは問題です。
終業時間をすぎても帰りにくく、上司のご機嫌を伺いながらだらだらと残業するような環境だと仕事に対するモチベーションも低下してしまいます。
例えば休日出勤があったとしても、代休が取りやすければプライベートな時間をつくりやすく個人的な計画も立てやすいです。
労働時間管理がしっかりしている会社は働きやすいといえるでしょう。
多様な働き方ができる
柔軟な勤務体系や時短制度が整っていると、社員1人1人が自分に合った働き方ができます。
時差勤務やフレックスタイム制を導入している会社ならば、自分の業務に合わせて出勤・退社の時間を決めることが可能ですね。育児・介護が必要になった時でも安心です。
在宅勤務が可能であれば、育児を1人で行なっているような人でも無理なく働けます。
②明確な人事・評価制度がある
誰もが自分の仕事をしっかり評価してもらうことを望んでいます。
そのため、自分が成果を残した分だけしっかり評価されるような明確な人事・評価制度の存在が働きやすさとして重要になってきます。
「どのような成果をどのくらい残せればどれくらい給料が上がるのか」が分かれば、自分の目標もはっきりしてきますよね。
自分の目指す目標がはっきりすれば仕事のモチベーションも上げることができるため、やりがいにも繋がります。
では細かく見ていきましょう。
評価制度が公正で客観的である
仕事が評価されているといっても、その制度自体が正当なものではなかったら不信感をいだくはずです。
どれだけ自分が努力しようと成果を残していない社員と給料が変わらなかったり、好き嫌いのような個人的な感情によって評価されていたりすれば、仕事に意義を持てません。
評価制度がオープンになっていて、フィードバックをもらえれる会社だと社員側も納得して働くことができますね。
適切な給料が支払われる
自分の能力を公正・客観的に評価されていれば、その評価に合わせて適切な給料が支払われるはずです。
自分の仕事への努力が正当に給与に反映される会社であれば、仕事にも満足できますね。
「仕事の割に合わない」と給与に満足できなければ頑張ろうという気にもなりません。
③人間関係が良好である
人間関係が良く、互いに意見を交換しやすい職場だと働きやすいですよね。
逆に社員同士がピリピリ、ギスギスしている会社で働き続けたいと思わないでしょう。
ちなみに、人間関係が良く働きやすい会社というのは、経営が安定していることが前提になってきます。
経営状態が悪ければ会社全体が焦りに駆られますし、給料カットや解雇などが行われれば「次は誰だ?」とお互いが疑心暗鬼になってしまうのです。
ではでは、細かく見ていきましょう。
会社のビジョンが明確である
会社のビジョンが明確であり、ベクトルがぶれない会社だと社員も働きやすいです。
会社の経営戦略があやふやだと社員同士の目指す方向もバラバラになります。
すると業務のチームワークも悪くなり、人間関係にも影響してきますよね。
株主だけではなく社員に対しても会社のビジョンや経営戦略をしっかり伝えているか、そして社員も理解できているかが重要です。
パワハラやセクハラがない
パワハラやセクハラがないのは当たり前じゃないの?…と考えている人が多いと思いますが、まだ残っている会社も存在しているのが現状です。
厚生労働省によると、都道府県労働局などへの相談件数の中でもパワーハラスメントにあたる「いじめ・嫌がらせ」に関する相談は年々増加しているようです。
公演や研修で注意喚起をするなどの防止策を行なっているなど、パワハラやセクハラを断固として許さない姿勢を持った会社だと働きやすいでしょう。
風通しが良い
従業員数や会社の規模にもよるとは思いますが、意見・要望を気軽に発言できたり互いに相談しやすい会社は風通しが良く、会社の組織としての活力も上がっていきます。
立場の違いにより意見が通されないとなれば「言うだけ無駄じゃん」とモチベーションも下がってしまいますよね。
どんな職位の人でも等しい発言の機会を与えられることは働きやすい会社としても重要です。
働きやすい会社として有名なGoogle
「働きやすい会社」とは一体どういったものか分かってきましたか?
ここで、働きやすい会社としてよく名が挙がる会社を一つ紹介しましょう。
それは、皆さんご存知Googleです。
2年連続ランキング首位
約88万人が登録する国内有数の転職口コミサイト「キャリコネ」のデータから作成された「働きやすい会社ランキング」というものがあります。
Googleはそのランキングでなんと2年連続首位なんです。(2016年版と2017年版)
ユーザーは下記の5つの観点で、5点満点評価をしています。
全項目の平均点を企業の働きやすさの指標としているようです。
「労働時間の満足度」
「仕事のやりがいを感じるか」
「ストレス度の低さ」
「休日の満足度」
「給与の満足度」
「企業のホワイト度(ブラック企業でないか)」
Googleはいずれの項目も点数が高いとのこと。
どうしてこんなに「働きやすい会社」として評価が高いのか気になりますね。
どんな制度が?社風が?
社員からの評価が高いGoogle。
働きやすいと評判な理由を知るべく、先ほど解説した「働きやすい会社3つの条件」と照らし合わせてどんな制度が整っているのか、どんな社風があるのかを見ていきましょう。
①ワークライフバランスで見る
- 残業という概念がない
- 土日は完全に休み
- 休暇を取りやすい
- 好きな時に昼休みをとれる
- 完全無料の食事がある
- リラックススペースがある
- シャワー室が完備されている
年末年始も帰りやすく、長期休暇をとって気軽に海外にいける風土も。
福利厚生も手厚くとにかく社員に自由が与えられていて、各自がワーキングスタイルを作り上げている…そんな、仕事とプライベートの両立がしやすい環境のようです。
②評価制度で見る
- 成果を出せば高給につながる
- 社員が他の社員に対してボーナスを支給できる制度がある
- 部下が上司を評価する360度評価を取り入れている
人材に重きを置いていて、優秀であればしっかり評価される環境が整っています。
格差は生じてしまいますが、仕事へのモチベーションの維持に繋がるでしょう。
また、360度評価では複数の人が他人を評価することで評価の客観性や公平性を実現しているようです。
③人間関係で見る
- 上司に意見をしやすい環境である
- 上下関係がしつこくない
- 正社員と派遣社員も対等な立場である
- 社員同士の勉強会や情報交換が頻繁に行われる
交流会などのイベントで、普段関わりがない人ともコミュニケーションがとれるようです。
勉強会や情報交換会は社員各々のスキルアップにも繋がっているんですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、「働きやすい会社ってどんな会社のこと?」とモヤモヤしている方に向けて、働きやすい会社の条件と一般的に働きやすいと評価される会社の一例をご紹介してきました。
働きやすい会社についてクリアになりましたか?
今の自分の働く環境と比べてみてどうでしょうか?
今回働きやすい会社としてGoogleを取り上げましたが、「そんな世界的大企業を紹介されてもねぇ…」という気持ちになると思います。
「実際、働きやすい会社に入るなんて夢物語でしょ」と。
確かに、今回紹介した3の条件がすべて揃った会社は少ないかもしれません。
ただ、3つの条件のうちどの条件を重視するかは人によって変わってくると思います。
この記事を読んだあなたも「いや、ここはそんなにいらないでしょ」と思った条件もあったのではないでしょうか。逆に「ここは譲れないよなぁ…」と思う条件もあったはず。
その条件の揃った会社があなたの「働きやすい会社」です。
案外よく探していないだけで、あなたの近くに「本当に働きやすい会社」があるかもしれません。
転職サイトや口コミサイトだけではなく、友人や知人と積極的なコンタクトをとって実情を聞いたり、ヘッドハンターや転職エージェントなどのプロから情報収集をするなどの工夫をすれば、今より満足できる会社が見つかるかもしれませんよ!
「ここらで心機一転、労働環境を変えてみようかな…!」と転職を考えはじめたら以下の記事をご覧くださいね。