「パワハラがツラい…もう辞めたい…」
「でも会社がすんなり辞めさせてくれるかも心配…」
「パワハラで退職する時って、どう辞めればいいの?」

今回は「パワハラを理由に退職するときの辞め方」についてお話ししていきます。
かくいう私も2年前にブラック企業を退職した身。今思えばパワハラも受けていました…。少しでも参考になれば嬉しいです。
さて、もしあなたがパワハラを受けているならば、すぐにでも退職や転職で環境を変えるべきです。
逃げたっていいんです!
パワハラを受け続けることに、いいことなんて一つもないんですから。
「若い頃は苦労した方がいい」なんて言う人もいますが、パワハラを受け続けることは「苦労」ではなく、ただの「苦痛」。
我慢しても何の役にも立たないですし、下手をすると体を壊します。
この記事では、パワハラで退職する時にすべきことを、準備段階〜退職後の手続きまで順番に解説していきます。
そのほか、どんな行為がパワハラとなるかや、環境を変えるべき理由についても詳しく解説していきますよ。
この記事を読み終える頃にはパワハラから解放された未来がしっかり見え、あなたが何をすべきかもしっかり分かっているはずです。
パワハラの悩み、一緒に解決していきましょう。
Contents
逃げたっていいんです!パワハラがツラすぎるならすぐ辞めましょう
こんなことされていたら、それパワハラです
自分がされていることが本当にパワハラなのか、確信が持てない方もいるはずです。
まずはあなたがされていることがパワハラだという確証を得ましょう。
立場の優位性を利用して苦痛を与えられたら、パワハラです
あなたのされていることがパワハラかどうかを知るために、まずはそもそもパワハラとは何なのかを知っておきましょう。
厚生労働省のハラスメント情報サイト『明るい職場応援団』ではパワハラを次のように定義しています。
職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
簡単に言うと『立場が上であることを利用して、立場が下の人に苦痛を与えたり、職場環境を悪くしたらそれはパワハラです』ということですね。
上司や先輩からだけではなく、なんらかの優位性がある同僚や後輩から受けた苦痛も同じようにパワハラになります。
パワハラは下記のように、大きく6+1種類に分けられます。
- 身体的な攻撃
→暴力、物に当たって脅すなど - 精神的な攻撃
→暴言、侮辱、執拗な叱責など - 人間関係からの切り離し
→仲間はずれ、無視など - 過大な要求
→達成不可能なノルマ、大量の仕事など - 過小な要求
→雑用や実力に見合わない仕事の強要など - 個の侵害
→業務時間外の連絡、プライベートの執拗な詮索など - 上記6種類に該当しないパワハラ
→人によって態度を変える、濡れ衣を着せられるなど
これらから具体的な事例をピックアップして紹介していきます。あなたのされていることがパワハラかどうか確かめていきましょう。
21個の事例で紹介。これをされていたらパワハラです
ここではパワハラの被害を具体的な事例で紹介していきます。
- 殴られる、蹴られるる、叩かれる
- 物に当たり、威嚇される
- 馬鹿にされる、侮辱される、皮肉を言われる
- 同僚がいる前で叱責される
- 長時間にわたり執拗に叱責する
- 会社のイベントに呼ばれない
- 話しかけても無視される
- 過重労働や残業、休日出勤を強いられる
- 無茶なノルマや大量な仕事を強いられる
- 能力や経験とかけ離れた簡単な業務を行わされる
- 仕事を与えられない、雑用を強要する
- 仕事について、度を越して監視される
- 携帯電話やスマートフォンを勝手に見られる
- 休日や夜間に不必要な電話やメールが来る
- 飲み会などに強制的に参加させられる
- プライベートな情報を執拗に聞いてくる
- 人によって態度を変えられる
- 有給休暇の取得を認めてくれない
- 自分や他人のミスの責任を負わされる
- 体調が悪い時などに無理やり出勤させられる
- 業務上必要な知識や情報、指示が与えられない
どうでしょうか?いくつか当てはまることがあるはずです。
このようなパワハラを受けているならば、すぐにでも退職や転職などの環境を変えることをオススメします。
なぜなら、このようなパワハラされる環境に身を置き続けると、あなたがあなたでいられなくなるからです。
くわしく説明していきます。
逃げたっていいんです!あなたを幸せにできるはあなただけ
この記事でもすでに何度か言ってきたとおり、パワハラを受けているならば環境を変えて逃げるべきです。
パワハラを受け続けていると心と体を壊し、正常な判断ができなくなってしまうからです。
精神的に追い詰められた状態が続くと、人間は冷静な判断できなくなります。いつもの自分ならちょっと考えれば判断できた、気付けたことが、だんだんとできなくなるんです。

どうしてこんなことに気付けなかったんだろう…
どうしてあんな判断をしてしまったんだろう…
など、すでに心当たりがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな状態がさらに続くと、うつ病や適応障害、睡眠障害などの精神障害を患ってしまいます。ひどい場合には「こんな生活が続くくらいなら…」と死んでしまおうとする方もいらっしゃいます(本当に悲しいことです…)。
少し乱暴な言葉になってしまうかもしれませんが、会社を辞めても死にません。でもパワハラを我慢していたら、死ぬかもしれません。
逃げてもいいんです!あなたを守れるのはあなただけです。
自分を守るために行動しましょう。
実際のところ、環境が変わるだけで人生の満足度は大きく変わります。
くわしく説明していきましょう。
人生の満足度は『誰と働くか』で96%も変わる
仕事や人生の満足度は「誰と働くか」で大きく変わります。
アメリカの名門大学のひとつ、ブリガムヤング大学の研究によれば、「職場に仲のいい友人が3人いるだけで人生の満足度が96%も高くなる」そうです。
フロリダ州立大学のメタ分析でも「ソーシャルサポートの存在は仕事の満足度に相関する」、つまりは「仕事で困った時に助けてくれる人がいると仕事の満足度が上がりやすい」という結果が出ています。
また、同じくアメリカ「ギャラップ社」の調査によれば、職場に親しい人がいる従業員は、そうでない従業員に比べて仕事への満足度が高く、7倍もの確率で熱心に仕事に取り組んでいるとのこと。
反対に、職場に嫌な人がいるとどうなるのでしょうか。
サイエンスライター鈴木祐氏の著書『科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方』によれば、
- 嫌な上司のもとで働く従業員は、いい上司の下で働く従業員に比べて心臓発作や脳卒中で死ぬリスクが60%高くなる
- 嫌な同僚のせいで悪化したストレスは、たとえ会社を辞めても健康的なレベルに戻るまで22カ月(1年10カ月)かかる
- 人間関係が悪い会社では、社員が高血圧や高コレステロール、糖尿病に悩む確率が20%増加する
そうです。
どうでしょう。「誰と働くか」が私たちの仕事や人生にどれだけ大きな影響を与えるのか、分かってもらえたと思います。
そういう意味で考えても、パワハラが横行するような職場で働くのはすぐにでもやめてほしいところです。
そもそもそんな職場でまともな仕事ができるわけがないんです。環境を変えたほうが、これからの人生はいい方向に向き、仕事や人生の満足度もきっと高くなりますよ。
とはいえ、どのように辞めたらいいかイメージできない方も多いと思います。
次の章からはパワハラで退職する場合にすべきことを順番に紹介していくので、ぜひイメージだけでもしてみてください。
パワハラがツラいときの退職方法徹底ガイド | 準備→退職後まで
ここでは退職を決意した方、またはそのイメージをしておきたい方のために、パワハラで退職するときにすべきことを紹介していきます。
下記のとおり、順番にやっていけばOKです。ぜひ参考にしてみてください。
②引き継ぎ書を準備する
③パワハラを理由に退職を申し出る。有給取得も可
④会社に退職届を提出する
⑤会社から必要な書類を受け取り、返却物を返却する
⑥離職票を受け取り次第、ハローワークで失業給付金の手続きをする
⑦書類が手元に届き次第、健康保険の手続きをする
⑧今後をゆっくり考えましょう
これから詳しく紹介していきます。
が、ちょっとその前に。
まずはパワハラで会社を辞める時の心構えについて説明しておきましょう。
パワハラで会社を辞める時の3つの心構え
パワハラで会社を辞める時の心構えは下記の3つです。
- 円満退社できなかった自分を責めない
- 辞める意思を強く持つ
- トンズラやバックレだけはしない
詳しく紹介していきます。
心構え1:円満退社できなかった自分を責めない
パワハラを理由に退職する場合、円満に退職とはいかないことが多々あります。
ですが、どうかそのことで自分を責めないでください。
そもそも円満退社は円満に働けた場合にだけできるもの。パワハラがあったなら円満に退社できなくて当然です!何も気にする必要はありません。
あなたの健康や未来の方が、円満退社なんかよりもずっと大事です。
心構え2:辞める意思を強く持つ
退職にあたり、あることないこと、色々なことを言われるかもしれませんが、辞めるという意思を強く持っていれば大丈夫です。
また、会社から何を言われようとも法律上は退職を申し出れば辞められます。
そう簡単に辞められると思うなよ、絶対辞めさせない、etc…。
関係ありません。辞められます。
怖がる必要はありません。気持ちを強く持ちましょう。
ちなみに、退職させないのも立派なパワハラです。そのやり取りも録音しておくといいでしょう。
心構え3:トンズラやバックレだけはしない
いくらツライからといっても、トンズラやバックレだけは絶対NGです。
無断欠勤は懲戒解雇の理由になります。懲戒解雇されると履歴書への記入義務が生じるため、今後の転職活動がものすごく不利になります。
ツラい、行きたくないという気持ちは痛いほどにわかるのですが、あなたの未来のためです。絶対にやめましょう。
次から、すべきことを具体的に紹介していきます。
①パワハラの証拠を揃える
まずはパワハラの証拠を揃えておきましょう。
パワハラで退職する時は、失業給付金が早くもらえ、給付日数も長い『会社都合退職』で退職するのがオススメします。
ただし『会社都合退職』にするにはだいたい証拠が必要です。
会社がすんなりパワハラを認めて会社都合退職にしてくれればいいのですが、認めてくれないことも多々あります。
ぶっちゃけた話をすると、『会社都合退職』で退職した社員が多いと、厚生労働省からの助成金がもらえなくなるんです。なので会社は『会社都合退職』にしたがらない傾向があります。
しかし、パワハラは確かにあったという動かぬ証拠があれば、会社は認めざるを得ません。
もし半強制的に自己都合の退職にさせられたとしても、証拠さえあれば後から会社都合退職に変更することもできます。ぜひ証拠を揃えておきましょう。
証拠は下記の方法で集めましょう。
- ICレコーダーで録音する
- 医師に診断書をもらう
- パワハラの日時、内容を記した日記を書く
詳しく紹介していきます。
ICレコーダーで録音する
もっとも有力な証拠になるのがICレコーダーやスマホで録音した音声です。
これらの機器で録音すれば、日時やその内容までをしっかり記録できるのでパワハラの動かぬ証拠となります。
その際、注意してほしいことがあります。下記の二つです。
- 相手に録音していることを分かられないようにする
- 自分の声や、可能であれば名前も呼ぶなど、誰と誰が話しているのかわかるようにする
特に録音していることが悟られると、パワハラ行為がエスカレートする可能性もあるので気をけてください。
最近のICレコーダーは非常に小型で、USBメモリくらいの大きさのものもあります。ワンタッチで録音も可能なので録音には便利です。
しかし、もし見つかった時のリスクを考えると、スマホで録音するのが一番いいかと思います。スマホであれば見つかっても録音しているとは思われないはずです。
実験してみてほしいのですが、スマホをポケットの中に入れて録音しても、十分会話の内容は聞きとれます。
参考までに、iPhone純正のボイスメモアプリは、1GBの要領があれば37時間録音可能です。
「あ、されそうだな」というときに録音状態にしてポケットに入れておきましょう。
医師に診断書をもらう
パワハラが原因の体調不良があるのであれば、お医者さんからもらえる「診断書」も有力な証拠になります。
事情を説明し、「パワハラが原因でこのような症状が出ている」と書かれた診断書をもらいましょう。当事者同士だと「された」「していない」の話になりがちですが、第三者の意見があると優位に事が運びます。症状がある場合はぜひもらっておきましょう。
また、パワハラが原因で患った症状について労災申請をすることもできます。
労災認定には労働基準監督署による職場の調査が必要なので少々時間がかかりますが、できるということはぜひ覚えておきましょう。
【関連リンク】※別タブで開きます
>>精神障害の労災認定 | 厚生労働省
パワハラの日時、内容を記した日記を書く
パワハラの録音、診断書を用意するのが難しい場合は日記を書いておきましょう。
その際、次の4点を抑えて書くようにしてください。
- パワハラを受けた日時
- 誰から受けたか
- どんな内容だったか
- その場に居合わせていた人
日記はできるだけ多いほうがいいですが、証拠集めのために我慢して体調を崩したのでは本末転倒です。くれぐれもムリのないようにしてください。
②引き継ぎ書を準備する
証拠集めと並行して、無用なトラブルを避けるために簡単に引き継ぎ書を用意しておきましょう。
用意しておかないとパワハラ上司から「引き継ぎさせるまで辞めさせない」なんて言われたり、退職後にあなたの後任者から何度も何度も確認の電話が来ることもあります。
これでは退職できても気が休まりませんね…。
あなたがしていた仕事の流れや、関係者、データや資材の場所をわかりやすくしておく程度で充分です。しっかり用意しておきましょう。
③パワハラを理由に退職を申し出る。有給取得も可
直属の上司に、パワハラを理由に会社都合で退職したい旨を伝えましょう。
もし会社都合退職や、そもそも退職を認めてもらえなくても大丈夫。辞められないなんてことはありませんので安心してください!
くわしく紹介していきます。
会社都合退職が認められなくても大丈夫
前述のとおり、自己都合退職となっても証拠さえあれば退職届を内容証明郵便で送って認めさせたり、ハローワークで変更手続きすることも可能です。
こちらはのちほど、④退職届を提出する、⑥ハローワークで失業保険給付金の手続きをする、で詳しく紹介していきます。
法律上は2週間後に退職可能
退職日は1〜2ヶ月後にするのが一般的ですが、法律上は2週間後に辞めることも可能です。
さらに言うと、その2週間を有給取得や欠勤扱いにしてもらい、実質その日のうちに退職することもできます。
退職を伝えたことでパワハラ行為がエスカレートしそう…。
2週間も働くなんてムリ…すぐに辞めたい…。
という方は、検討してみるといいでしょう。
自分で伝えるのが不安な時は、退職代行サービスを利用するのも手
とてもじゃないけど怖くて言えない方や、直属の上司にパワハラを受けている方など、退職を言い出しにくい方もいると思います。
その場合は退職代行サービスを使うという手もあります。
退職代行はあなたと会社の間に立ち、退職の申し出〜返却物の返却まで、退職に関する手続きすべてを代行してくれるサービス。
会社と直接連絡を取らずに退職できるので、ここ数年、特にパワハラを理由に辞める方に多く利用されているようです。
パワハラで退職する場合は孤独感を感じがちです。
「自分ひとりで退職できるか不安…」という方は、このような方法があることも覚えておきましょう。
④会社に退職届を提出する
退職届を書き、会社に提出します。
有給を取得する時は、その旨も退職届に記載しておきましょう。
書き方と、提出方法について詳しく説明していきます。
【例文付き】パワハラを理由に退職する時の退職届の書き方
パワハラで退職する時は、退職届にも『パワハラ』を理由に退職することをしっかり書いておく必要があります。よく使われる「一身上の都合」は自己都合退職となってしまうので注意しましょう。
また、有給を取得する際はその旨も退職届に記載しておきましょう。
参考画像と、例文を載せておきます。
私儀、
このたび、パワハラによる心理疲労により、
二〇●●年●月●日をもって退職いたします。また、二〇●●年●月●日より二〇●●年●月●日迄の、
土日祝を除く●●日間の有給休暇の消化を申請させて
いただきますので、ご了承お願いいたします。二〇XX年XX月XX日
〇〇部
ハタホン 太郎 印株式会社〇〇〇〇
代表取締役社長 〇〇〇〇殿
もしやむをえず『自己退職都合』で退職届を出される方は、あとでハローワークで会社都合に変更可能です。⑥離職票を受け取り次第、ハローワークで失業保険給付金の手続きをするで詳しく解説します。
直接、または『内容証明郵便』で提出する
会社都合退職を認められている場合は直接提出しましょう。会社都合退職を拒否されていたり、そもそも退職も認めてもらえない場合は「内容証明郵便」で提出します。
内容証明郵便とは簡単に言うと、『いつ、どんな文章が誰から誰に差し出されたかを日本郵便が証明してくれる』というものです。
会社が退職届を受け取った証拠になるので、「そんなもの受け取っていない」なんて言い訳されるのも防げるというわけです。
この時、封筒に『退職届在中』なんて書かれていると会社が受け取ってくれない可能性もあります。封筒には会社の住所と、提出先の宛名だけにしておきましょう。
送るときは
- 退職届の原本
- 退職届のコピーを2枚
- 封筒
- 印鑑
- お金
を持って郵便局に行きましょう。
内容証明郵便についての詳しい情報や、差し出し方法は日本郵便のページをご覧いただければと思います。
【関連リンク】※別タブで開きます
>>内容証明の差出方法等を教えてください。 - 日本郵便
⑤会社から必要な書類を受け取り、返却物を返却する
会社から貸与、支給されているものを返却するとともに、会社からの返却物や書類を受け取り、すべて揃っているかを確認しましょう。
■会社に返却するものの例
- 制服
- 社用携帯電話
- PC、タブレット
- 保険証(退職日以降に返却)
- 社員証
- ネームカード
返さないと余計なトラブルになりかねないので、しっかり返却しましょう。
反対に、会社から受け取るものは下記のようなものです。
■会社から受け取るものの例
- 離職票
- 退職証明書
- 年金手帳
- 雇用保険被保険者証
- 健康保険資格喪失証明書
- 源泉徴収票
- 厚生年金基金加入員証
ここで受け取る書類は、この後申請する失業給付金の手続きや次の職場でも必要になります。必ず確認しておきましょう。
⑥離職票を受け取り次第、ハローワークで失業給付金の手続きをする
ハローワークで失業給付金の手続きをします。
雇用保険被保険者離職票などの書類が必要なので、書類が手元に届いてから手続きしに行きましょう。
流れは下記の通りです。
②雇用保険受給者初回説明会に参加する
③認定日にハローワークに行く
④基本手当の振り込み
詳しい流れ、必要なものは下記のハローワークの解説ページで確認しましょう。
【関連リンク】※別タブで開きます
>>ハローワークインターネットサービス - 雇用保険の具体的な手続き
自己都合退職になってしまった場合もここで変更しましょう
泣く泣く自己退職都合となってしまった方もいらっしゃると思いますが、会社都合退職に変更できるのでご安心を。
パワハラの証拠や、あれば医師の診断書などを準備し、ハローワークに相談してみましょう。
裏付けが取れれば、自己都合退職を会社都合退職に変更してくれますよ。
証拠があれば変更はできます。まずはハローワークに相談してみるのがいいでしょう。
⑦書類が手元に届き次第、健康保険の手続きをする
会社から書類が届いたら、保険の手続きをしておきましょう。
前述の通り、退職時に保険証は会社に返却するので、退職日以降は使えなくなります。病院に行くときに困らないよう、書類が届いたら早めに手続きしておくといいですよ。
下記3つの中から選び、手続きを進めましょう。
- 国民健康保険に加入する
- 家族の健康保険の被扶養者となる
- 会社の健康保険を任意継続する
ここでキーになるのは保険料です。
国民健康保険の保険料は自治体によって代わり、任意継続した場合の保険料も収入によって変わります。
保険料を確認した上で、家族と相談して決めるのがいいでしょう。
【関連リンク】※別タブで開きます
>>任意継続とは | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
>>国民健康保険制度 - 国民健康保険中央会
⑧今後をゆっくり考えましょう
お疲れ様でした。これで退職の手続きは完了です。
今後に不安もあるかと思いますが、焦って転職する必要はありません。
二度とパワハラ体質の会社に入社しないよう、じっくり見極め、転職しましょう。
この機会に旅行などをするのもいいかもしれませんね。
ここまで頑張ってきたのですから、少しゆっくりしながら考えましょう。
まとめ:自分を守るために行動しましょう
この記事で紹介したことを振り返っておきましょう。
- パワハラからは逃げてもいい。すぐに環境を変えるべき
- 仕事や人生の満足度は誰と働くかで大きく変わる
- 円満退社できなかった自分を責めない
- トンズラやバックレは絶対ダメ
- 退職の手順は7ステップで完了(こちらは記事本文をご確認くださいね)
この記事で何度もいってきましたが、最後にもう一度だけ。
パワハラからは逃げたっていいんです!いや、むしろ逃げるべきです!
あなたと、あなたの未来を一番に考え、それを守るために行動しましょう。
1日も早く、パワハラから解放されることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。