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先輩からのパワハラにはこう対処!準備〜予防まで徹底解説

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パワハラを止める人
「職場の先輩が嫌がらせをしてくる…これってパワハラになるんじゃ?」
「もしパワハラなら、どう対処すればいいんだろう…?」

「先輩」というものは上司と同僚の間にいる、なかなか難しい存在です。
もし上司から嫌がらせをされたならハッキリと「パワハラだ!」と思えます。が、先輩から同じことをされてもハッキリとはそう思えず、なんだかモヤモヤしてしまうのではないでしょうか。

こんにちは!
はたホン!編集部のナカノです。
今回は

  • 先輩からの嫌がらせは、どこからがパワハラになるのか
  • 先輩からパワハラをされた場合にはどのように対処していけばいいのか
  • パワハラを予防するにはどうすればいいか

をしっかり解説していきます。

パワハラへの対処は下記の5ステップで進めます。

STEP1:先輩からされていることがパワハラだという確証を得ておく
STEP2:自分で対策を取ってみる
STEP3:パワハラの証拠を集める
STEP4:会社側に相談してみる
STEP5-A:退職、転職する
STEP5-B:外部機関に相談する

まずはあなたが先輩にされていることはパワハラに該当するのか、確かめるところから初めてみましょう。

この記事を読み終える頃には先輩からのパワハラへの対処法や予防法がわかり、モヤモヤした気持ちもちょっとスッキリしているはずですよ。

一緒に確認していきましょう!

この順番でやればOK!先輩からのパワハラ対処法5ステップ

ここでは、あなたがされていることがパワハラかどうかの確証を得た上で、どのように対処していけばいいかをガイドしていきます。

冒頭でもお話ししたとおり、先輩からのパワハラへの対処は以下の5ステップで進めましょう。

STEP1:先輩からされていることがパワハラだという確証を得ておく
STEP2:自分で対策を取ってみる
STEP3:パワハラの証拠を集める
STEP4:会社側に相談してみる
STEP5-A:退職、転職する
STEP5-B:外部機関に相談する

それぞれ、詳しく紹介していきます。

STEP1:先輩からされていることがパワハラだという確証を得ておく

確証があるとトラブルを避けられ、解決もスピーディーに

具体的な対処をしていく前に、まずはパワハラの定義を知り、先輩からされていることがパワハラだという確証を得ておきましょう。

世間一般的にパワハラとされないものを「これはパワハラだ!」なんて騒ぎ立てると社内で厄介者扱いされ、逆にあなたの立場が悪くなってしまいます。

また上司や人事部に相談するときにも、確証があればきちんとした対応を促せます。
相談した相手が知識不足だったり、対応を面倒がったりすると「それはパワハラじゃないだろ。普通のことだよ」なんて言われてしまうこともあるようです。
でも定義を知り、確証があれば「いいえ、個の侵害に該当するので立派なパワハラです」と反論し、対応を促すことができます。

何がパワハラになるのかをしっかり知っておくことで、トラブルを避け、スピーディーに解決できるというわけです。しっかり確認しておきましょう。

先輩にこんなことをされていたらパワハラです

パワハラの事例

パワハラは厚生労働省によって次ように定義されています。

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。

引用元:ハラスメントの定義|あかるい職場応援団

ちょっと分かりにくいかもしれませんが

「職場で優位な立場にある人から精神的・身体的な苦痛を受けたら、それはパワハラになりますよ」

ということです。先輩は職場内で優位な立場にいるはずなので、もし先輩から苦痛を受けた場合はパワハラということになります。

パワハラはおおまかに「身体的な攻撃」「精神的な攻撃」「人間関係からの切り離し」「過大な要求」「過小な要求」「個の侵害」「6種類に該当しないパワハラ」の7つに分けられます。

先輩からされそうな行為の中だと、具体的には下記のようなものがパワハラになるでしょう。

  • 殴られる、蹴られる、叩かれる
  • 物を叩いたり蹴ったりして威嚇される
  • 脅しや脅迫のようなことをされる
  • 馬鹿にされる
  • 侮辱的なニックネームをつけられる
  • みんなの前で笑い者にされる
  • 同僚がいる前で厳しく怒られる
  • 話しかけても無視される
  • 飲み会に自分だけ誘われない
  • 仕事を必要以上に監視される
  • 個人のスマートフォンを勝手に見られる
  • 休日や夜間に、不要不急な電話やメールが来る
  • 飲み会などに強制的に参加させられる
  • プライベートな情報をしつこく聞いてくる
  • 人によって態度を変えられる
  • 先輩のミスをなすりつけられる

どうでしょう。当てはまるようなものはありましたか?

上記で紹介したものはほんの一例。
先にもお話ししたとおり、先輩は一般的に職場内で優位な立場にあるはずです。苦痛を与えられるようなことがあれば、それはパワハラと考えていいでしょう。

パワハラという確証を得られたら、具体的に対策を取っていきます。

STEP2:自分で対策を取ってみる

自分で対策をとる

※こちらは精神的に追い詰められている状態の方や、色々な対策をしたけどどれも効き目がなかった…という方は飛ばしていただいて大丈夫です。

会社や外部機関に相談する前に、まずは自分で対策を取り、自分と先輩との二者間で状況を改善できないか試してみましょう。

会社や外部機関の力を借りるとやはり話が大きくなってしまうので関係がこじれてしまったり、悪化してしまう可能性があるからです。

「もうあんな人と関わりたくない。それでもいい」

という場合はいいのですが、そうでないのならば自分と先輩の二者間で解決するに越したことはありません。

また、このあと会社に相談するときもただ「パワハラがあります」と伝えるよりも「パワハラがあって、自分でこのような対策を取ったが解決できなかった」と伝える方があなたの本気度が伝わるはずです。可能な範囲で対策を取ってみましょう。

必要以上に先輩に媚びる必要はありませんが、こまめにお礼や尊敬を伝えたり(本心が違うくても)、パワハラのトリガーとなる出来事を分析してそれが起こらないようにしたり、一定の距離を取る、嫌なことは嫌と伝える、などをしてみるといいでしょう。

この対策はパワハラの予防策と通じるところがあります。
このあとパワハラの予防策を詳しく紹介していくので、ぜひみてみてくださいね。

STEP3:パワハラの証拠を集める

証拠を集める

STEP2の対策を取ってもダメな場合は、まずは会社、それでもだめなら外部機関に相談することになります。

そのときに必要になってくるのがパワハラの証拠
パワハラは確かにあるんだ、という明確な証拠があれば、会社も外部機関も動き出しがスムーズになります。逆に証拠がないとなかなか動いてくれませんので、できるだけ多くの証拠を集めておきましょう。

証拠となるのは、スマホやICレコーダーでの録音音声や日記、診断書のほか、メールやラインでパワハラを受けた場合はそれも証拠になります。
証拠を集める際は

  • パワハラを受けた日時
  • 場所
  • 相手
  • 内容

がわかるようにまとめておきましょう。
もし日記を証拠にする場合は、上記の項目に加えて天気も書いておくと信憑性が増します

ちなみに、ここで集めた証拠はパワハラを理由に退職するときにも必要になることがあります。コピーを取るなどして大事に保管しておきましょう。

STEP4:会社側に相談してみる

会社に相談

証拠が集まったら、その証拠をもって会社側に相談します。

コンプライアンス窓口や社員相談窓口などがある場合はそちらに、ない場合は人事部や直属の上司に相談します。もしパワハラをしてくる先輩が直属の上司にあたる場合は、さらに上の上司に相談しましょう。

2019年5月に成立したパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)により、今後パワハラの防止は会社の『義務』となります。
普通の会社であれば迅速に対応してくれるはずですが、もし何も動きがない場合は遠慮なく催促しましょう。

もしそれでも一向に対応がとられない場合、とるべき道は外部機関に相談するか、退職や転職をするかの二つです。それぞれ詳しく紹介します。

STEP5-A:外部の機関に相談する

外部の機関に相談

「会社に相談したのに、何の手も打ってくれない…」
「かといって辞めるのも不安…」

という場合は、外部の機関に相談してみましょう。
会社を辞めずにパワハラトラブルを解決する手助けをしてくれます。

相談するときは

  • パワハラを受けた内容
  • 証拠があることと、その内容
  • 会社に相談したが解決してくれなかったこと

などを伝えるといいでしょう。

窓口は下記のような場所です。
どれも省庁や国の機関なので、安心して相談してください。

相談窓口①:厚生労働省の総合労働相談コーナー

厚生労働省の総合労働相談コーナー

URL:https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
電話番号:住んでいる地域によって異なります

専門の相談員に、面談や電話で相談することができます。
相談都道府県労働局長による助言・指導や紛争調整委員会によるあっせんも行なっているので、解決に向けた具体的な手順を知ることが可能です。

電話番号は住んでいる地域によって変わるので、上記URLで確認してみてください。

相談窓口②:みんなの人権110番

みんなの人権110番

ハラスメントをはじめとするいろいろな人権問題を相談できる窓口です。
法務局職員や人権擁護委員が、解決に向けて話を聞いてくれます。

相談窓口③:法務省のインターネット人権相談窓口

法務省のインターネット人権相談窓口

相談フォームに必要事項を入力して送信することで、最寄りの法務局に相談できます。
「電話で上手に伝えられるか不安…」という方にオススメの方法です。

相談窓口④:法テラス | 日本司法支援センター

法テラス | 日本司法支援センター

法テラスは国が設立した法的トラブル解決の総合案内所です。
問題解決に役立ちそうな法制度を紹介してくれるほか、公共団体や弁護士、司法書士なども案内してくれます。

このように、会社以外でも相談できる窓口はたくさんあります。
会社が何もしてくれなかったとしても、1人で悩んだり、我慢したりせず、まずは相談してみましょう。

STEP5-B:退職、転職する

退職する人

会社に相談したのに適切な対応を取ってくれない場合は、辞めてしまうのもひとつの解決方法です。

「えっそんな性急な…」と思われる方もいるかもしれません。でもちょっと考えてみましょう。
パワハラに対し適切な対応を取ってくれないということは、会社はパワハラを軽く考えているか、黙認しているということになりませんか?
そのような体質の会社ではパワハラが何度も再発する可能性が高いですし、そのときも会社は今回と同じように何もしてくれない可能性が高いでしょう。

そのような会社で働き続けるのが本当によいことなのか、この機会に一度よく考えてみることをオススメします。

「たしかに辞めるのもありかもしれないな…」

という方は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。
パワハラを理由に退職するときにすべきことを注意点と一緒にリスト形式で紹介しています。辞めたい時はこのとおり、この順番でやればOKです。

退職手続きのイメージがてら、ぜひ読んでみてください。

【関連記事】※別タブで開きます
>>逃げたっていいんです!パワハラがツラいときの退職方法徹底ガイド

ノーモアパワハラ!2度と被害を受けないための予防方法

パワハラ予防

ここでは2度とパワハラの被害を受けないために、パワハラの予防方法を紹介していきます。

残念ながら、パワハラ行為をする人は社会の中に意外と多いです。業界や会社を選ぶことはできても、先輩や上司は選べません。今後もパワハラをする先輩や上司の下で仕事をすることも充分考えられます。

「パワハラする人はどこにでもいる」という前提を持ち、パワハラを予防したり被害を最小限にするなど、自分の身は自分で守っていくことが必要です。

ここでは下記の2つの方法を紹介していきます。

  • 先輩や上司がどのような人物か見きわめて対処する
  • 社内に仲間や相談相手を作っておく

いっしょに確認していきましょう。

予防法①:先輩や上司がどのような人物か見きわめて対処する

見極める

まずは先輩や上司がどんな人物で、何を喜び、何を嫌がるのかをじっくり観察し、それに合わせて対処することが必要です。

相手の人となりや性格、喜ぶことや嫌がることが分かると、怒りのポイントが分かるようになります。怒りのポイントがわかればそこを刺激しないように対策をとることができ、パワハラから自分を遠ざけることができるというわけです。とはいえ

「あんなやつのことを理解したくないんだけど…」

なんて思ってしまう気持ちもわかります。
でも実は、嫌いな先輩や苦手な上司とトラブルを起こさずに働くのも、働く上での立派なスキル。自分よりも立場が上の人といい関係を作るスキルは『ボスマネージメント』と呼ばれています。アメリカではMBA(経営学修士)のカリキュラムにも含まれているほど、ビジネスにおいては重要なスキルなのです。

さきほど「先輩や上司を選ぶことはできない」と言いました。確かに選ぶことはできないのですが、彼らとの関わり方を変えることならできますよね。

上司や先輩に限らず、みんなが苦手意識を持っている人と上手にコミュニケーションが取れると、それだけで重宝されたりもします。
できる範囲でいいので、理解に努めてみてはいかがでしょうか。

予防法②:社内に仲間や相談相手を作っておく

相談相手を作る

同僚や上司など、何かあった時に相談できる人を社内に作っておきましょう。

パワハラに限らず、社内トラブルに1人で立ち向かうのは大変です。
でも仲間がいれば痛みを分かち合うこともできて気持ちが楽になりますし、協力して立ち向かうことだってできます。

トラブルが起きる前に、腹を割って話し合える人間関係を作っておくといいでしょう。

また、自分よりも立場が上の、仲のいい上司を作っておくのもいい方法です。
何かあったらすぐに相談できるのはもちろん、立場が上であればあるほど、パワハラの抑止にもなります。極端な例えになってしまいますが、社長と仲のいい関係であれば社内の誰もがあなたにはパワハラをしなくなるはずです。

社長と仲良くなるのはさすがに難しいかもしれませんが、クラブやサークル、飲み会などがあればぜひ参加し、立場が上の人とコミュニケーションをとっておくといいですよ。

まとめ:解決に向けて動き出しましょう

この記事で紹介したことをまとめておきましょう。

  • 先輩からのパワハラへの対処は下記の5ステップで進める。
    • STEP1:先輩からされていることがパワハラだという確証を得ておく
    • STEP2:自分で対策を取ってみる
    • STEP3:パワハラの証拠を集める
    • STEP4:会社側に相談してみる
    • STEP5-A:外部機関に相談する
    • STEP5-B:退職、転職する
  • パワハラをする人は社会の中に意外と多い
  • 2度とパワハラ被害に合わないようにするには、予防することも必要

でした。

パワハラの問題は1人で悩まず、自分でどうにもできない時は会社や外部機関に相談して早めに解決していきましょう。

1日も早く、安心して仕事ができるようになることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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