「社長から怒号に暴言に出社強要…もうツライ…」
「なんとかしてパワハラを止めたい。どうやって対処したらいいんだろう?」
こんにちは、はたホン編集部のナカノです!
今回は社長からパワハラを受けている場合の対処法を紹介していきたいと思います。
本記事で紹介する社長からのパワハラへの対処法は次の3つです。
②割り切ってイエスマンになる
③退職し、転職する
本文の中で、詳しく紹介していきます。
この記事ではそのほか、社長がパワハラをする理由や、どのような行為がパワハラになるのかについてもお話ししていきます。
読み終わる頃にはパワハラ解決までの道筋が見えているはずです。
パワハラの悩み、一緒に解決していきましょう!
Contents
社長のパワハラから解放されるための3つの対処法
冒頭でも紹介したとおり、社長からのパワハラへの対処法は下記の3つです。
②割り切ってイエスマンになる
③退職し、転職する
これから詳しく紹介していきますが、その前に押さえておいていただきたいことがあります。まずは、パワハラ社長に対処するときの心構えから紹介していきましょう。
パワハラ社長に対処するときの心構え
心構え①:社長と直接戦わない
お悩み投稿サイトなどの中には
「パワハラ社長には直接キッパリとNOを突きつけた方がいいです!」
「強い態度で戦うことをオススメします!」
なんて書き込みもありますが、正直な話、私はあまりオススメしません…。
なぜなら、戦えば戦うほどパワハラがエスカレートする可能性が高いからです。
社長がパワハラに至る理由はさまざまですが、多くのパワハラ社長が
「部下に言うことを聞かせたい」
「部下になめられたくない」
と思っています。
そんな社長に対し、言うことを聞かなかったり、口ごたえしたらどうなるでしょうか?
言うことを聞かなくなることを恐れたパワハラ社長は、今までよりもさらに強い態度に出るはずです。
許せない!と思う気持ちもわかるのですが、社長と直接やりあってはあなたが消耗するだけです。直接戦うよりも、もっといい方法があります。やめておきましょう。
心構え②:証拠を集めておきましょう
パワハラを受けているときは、その『証拠』を集めておくと、社外の機関に相談したり、退職したりするときに役に立ちます。
外部の機関は証拠がある方が動き出しが早いです。退職するときにも、パワハラが確かにあったという証拠があれば「会社都合」で退職することができ、失業保険を早くもらうことができます。
証拠となるのは
- パワハラを録音した音声
- パワハラの内容を記した日記
- 医師の診断書
などです。
いつ、どこで、誰に、どのような行為を受けたか、がわかるようになっていると有力な証拠になります。
無理のない範囲で集めておくとよいでしょう。
心構え③:トンズラや無断欠勤は絶対しない
心構えの3つ目です。
どんなにツラくても仕事をトンズラしたり、無断欠勤したりするのは絶対にやめましょう。
トンズラや無断欠勤は懲戒処分の対象となってしまう可能性があります。
もし懲戒解雇などになると、その旨を履歴書に記入しなければなりません。どのような理由があったにせよ、履歴書に「懲戒解雇」の文字があれば企業側が警戒するのは間違いなく、今後の転職活動がものすごく不利になってしまいます。
すでにあなたはパワハラによるダメージを受けているはずです。これ以上傷口を広げる必要はありません。
このまま休みたい、トンズラしてしまいたい!と言う気持ちはすごくわかるのですが、懲戒処分の対象になるような行為は絶対にやめましょう。
次から具体的な対処法についてお話ししていきます。
対処①:仲間を作って外部の機関に相談する
対処方法の1つ目が、あなたと同じようにパワハラを受けている仲間を募り、外部の機関に相談するという方法です。
1人で相談してももちろんいいのですが、複数人で相談する方が信憑性が増すほか、仲間がいることで痛みを分かち合い、協力しあって対策を進めることができます。相談先の動き出しもスムーズになるので、より早い解決が期待できるでしょう。
相談先としては、下記のような機関があります。
先にも紹介したとおり証拠があるとなおいいので、相談するときには可能な範囲で集めておくといいでしょう。
ここでひとつ、注意してほしいことがあります。
外部の機関に相談したからといって、問題が必ず解決するとは限らない、ということです。
「パワハラ行為の自覚がなかった社長が、外部機関の指導によってパワハラをしていたことに気づき、行動を改めてくれた」というのがベストストーリーですが、中には社外に相談したことに腹を立てたり、逆恨みするような社長もいます。
外部から指導があってもパワハラを辞めないなら、おそらくこの先どんなことがあってもパワハラをやめてはくれません。
そのような場合は退職するか、転職してしまうのがいいでしょう。
対処③でくわしく紹介します。
対処②割り切ってイエスマンになる
対処法の2つ目が、パワハラ社長に対し、割り切ってイエスマンになってしまう、という方法です。
記事の後半で詳しく紹介しますが、パワハラをする社長は
「自分のやり方がいちばん正しい」
「従業員に舐められたくない」
と思っていることが多いです。
徹底してイエスマンになればこれら「パワハラする理由」を潰すことができます。
パワハラする理由にはこのほか
「怒鳴ったり威嚇しないと部下は動かない」
と思っているというものもあります。
なんとも昭和な考え方ではありますが、こちらの理由も社長望むことを察知し、事前にしておけば一緒に潰せそうですよね。
社長に気に入られれば社内でのキャリアアップも望めるので、
「仕事自体は好きで、多少パワハラがあっても今の会社で仕事を続けたい」
という場合には良い方法といえるでしょう。
ただし、イヤなことにも「イエス」と反応をし続けると自分に嫌悪感を感じてストレスで体調を崩してしまったり、社長が逆に調子付いてしまう可能性もあります。
心身のバランスを崩しそうだったり、社長のパワハラがエスカレートしそうな場合は、違う対処法に切り替えるようにしましょう。
対処③退職し、転職する
ここまで二つのパワハラ対処法を紹介してきましたが、これを機会に退職してしまう、というのもひとつの解決方法です。
「なんだか逃げるみたいで、抵抗があるなぁ…」
と思われる方もいるかもしれません。
でも逃げずに戦った結果、うつ病や自律神経失調症などの病気になってしまっては元も子もありません。
「逃げ」というと聞こえが悪いですが、危険を避けるのは逃げではなく回避であって、当然の行動です。
パワハラなんかで消耗することなく、あなたのエネルギーをお客さんや、社会のために使える会社があるはずです。一度じっくり考えてみるといいでしょう。
ちなみにですが、パワハラを理由に退職するときは「会社都合」で退職するようにしましょう。
先にも少し紹介したように、会社都合で退職すると失業保険が通常よりも早くもらえます。
また会社都合で辞めた従業員が多いと厚生労働省の助成金がもらえなくなるので、こう言ってはなんですがパワハラ社長にささやかな仕返しもできます。
「でも、そう簡単に辞めさせてもらえるかな…」
なんて心配される方もいらっしゃると思います。
でもご安心を。法律上は2週間前までに申し出れば退職可能ですし、直接言うのが恐ければ、退職手続きを代行してもらう方法もあります。
そのあたりの方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
【関連記事】※別タブで開きます
>>逃げたっていいんです!パワハラがツラいときの退職方法徹底ガイド
あなたは悪くない!社長がパワハラする理由と具体的事例
ここでは「社長がパワハラするのは自分が悪いのではないか…?」「社長の行為がパワハラだという確信が持てない…」という方のために、
- 社長がパワハラする理由
- 社長から受けるパワハラ行為の具体的な事例
を紹介していきます。
パワハラされるのはあなたのせいではありませんし、もしあなたがされている行為がパワハラならば、あなたの身を守るためにもしっかりと対処する必要があります。
一緒に確認していきましょう。
パワハラされるのはあなたのせいじゃない!社長がパワハラする6つの理由
社長にパワハラされている時に忘れないでほしいのが、「パワハラを受けるのはあなたのせいではない」ということです。
パワハラをするとき、社長はあれこれ理由をつけてあなたのことを怒り散らすと思います。
でも実際のところ、パワハラ社長は下記のような理由でパワハラをすると言われています。
- 「自分のやり方がいちばん正しい」と思っているから
- 「怒鳴ったり威嚇しないと部下は動かない」と思っているから
- 従業員に舐められるのを恐れ、マウントをとろうとしている
- 「利益のためなら何をしたって構わない」と思っているから
- 自分がそうして教わってきたので、それが当たり前だと思っている
- パワハラをしているという自覚がないから
え?そんな理由で…?とびっくりするような理由もあったのではないでしょうか。
パワハラを日常的に受けていると、それがパワハラなのか、自分ができないのが悪いのか分からなくなってしまいます。
あなたにも心当たりはありませんか…?
でも、本来そこは切り離して考えられるべきで、パワハラに仕事の出来不出来は関係ありません。パワハラ行為におよぶ理由はパワハラをする人にありますし、どんな理由があろうとパワハラはパワハラ。許されるものではありません。
もしパワハラを受けているならば、自信を持ち、きっちり対処していきましょう。
チェックしておこう!社長からのパワハラ具体的事例
「社長からされていることがパワハラなのか確証が持てない…」
という場合は、パワハラの事例を確認し、あなたがされていることに該当するものがないかチェックしましょう。
先ほどもお話ししましたが、パワハラをずっと受け続けていると、それがパワハラなのか、自分ができないのが悪いのかが分からなり、感覚が麻痺していってしまいます。
もしあなたが
「きっとどの会社もこんなもんだ…。これくらい我慢しないと」
なんて思っているなら要注意。
社長の行為を客観的に判断し、もしそれがパワハラであるならば、自分の身を守るためにもきちんと対応していく必要があります。しっかり確認していきましょう。
社長から受けるパワハラだと、下記のような行為がパワハラとなります。
- ⚠︎殴る、蹴る、叩く、胸ぐらを掴むなどの暴力
- ⚠︎指導の範囲を超えた暴言(バカ、アホ、死んでしまえ、など)
- ⚠︎物を叩く、投げるなど威圧的な態度
- 他の社員がいる前で激しく叱責する
- やりきるのが不可能なほどの、大量の仕事をやらされる
- サービス残業や休日出勤の強要
- 特定の社員の評価を低くする
- 特定の社員を無視するよう、他の社員に指示する
- ミスを全て社員のせいにする
- 社員の意見を聞かない、すぐに否定する
- 掃除など、能力に見合わない簡単な作業の強要
- 言うことがコロコロ変わる
- 飲み会に強制的に参加させられる
- 休日に不要不急の連絡が来る
どうでしょう、いくつ当てはまったでしょうか?
⚠︎マークがついている項目は1つでも当てはまったら完全にパワハラ。ダメージも大きいのですぐにでも対策が必要です。
その他の項目も、2つ当てはまったら危険信号、3つ以上ならパワハラ社長の可能性が高いです。1日も早く、解決に向けて動き出すことをオススメします。
まとめ:解決に向けて動き出しましょう
この記事の内容をまとめておきましょう。
- 社長からのパワハラへの対処法は3つ
- 対処①仲間を作って外部の機関に相談する
- 対処②イエスマンになる
- 対処③退職し、転職する
- パワハラされるのは、あなたが悪いわけではない
- 社長のパワハラ行為は客観的に判断する
でした。
自分の身を一番大事に考え、行動するようにしてくださいね。
1日も早く、パワハラの悩みが解決されることを願っています。